本日昼頃、学校が停電してやることがなかった私の携帯に、調整員の方から電話がかかってきました。
(実はヒマ過ぎて、iPhoneでゲームをやって電気の復帰を待っていました、、、)
「今日、日本のためのセレモニーがあるんだけど、行く?」
もちろん参加します。
聞くと参加予定の日本人は大使館から2名のみ。
それは日本のためのセレモニーなのに、行かないわけには行きませんし、そもそも、こちらでは特別なことがない限り、人から誘われたことには極力参加しています。
だから当然、二つ返事。
それはある地域が開催してくれる、ということのようで、(国を挙げてのような)公式なモノではありません。
が、予定としては、大統領夫人がスピーチをされる(かもしれない)となっておりました。
(ここは見栄っ張りのマリ人、当然割り引いて読み解く必要があります^^;)
しかしながらマリと日本の精神的な距離が遠く、世界中から日本に向けた震災支援の名乗りを上げた国の中に、我らがマリがなかったこと、残念に思っていたので素直に喜びました。
ありがたい事です。
※後に大統領がポケットマネーから義捐金(義援金とも書くが、こちらは当て字だそうです)を出してくれていた事がわかりました。
なにはともあれ、協力隊首都チームで参加させていただきました。
しかし!!興味深いのはここからです。
もちろんセレモニーは日本に対して哀悼の意を捧げるものであり、日本のために開催してくれました。
(フランス語とバンバラ語両方で進行し、ニュアンスだけですが伝わりました)
日本に向けたメッセージを頂戴しました。
"ESPLANADE FUKUSHIMA"とありますが、調べても意味がわかりませんでした、が、こういった心のこもった贈り物が非常にうれしかったです。
(この国では、このように黒板が移動できるのです。水をつけたスポンジで拭き消します)
このセレモニーを開催してくれた団体は
『A.J.D.S?Association des Jeunes pour le Developpement de Same?』というアソシエーションだったわけですが、普段どんな活動をされている団体か、わかりませんでした。
ただ、式典には来年行われる大統領選挙に立候補するという方が出席されており、なんだかキナ臭い空気も、、、
残念ながら私はその場を目撃しませんでしたが、「この地域の子供たちに」と、結構な札束が手渡されていた、といいます。
(ここからは出席した日本人で話していた推測ですが)
どうやらこの式典、大統領候補のアピールの場としてうまく利用されたのではないか、と。
しかも式典後に隣の敷地に導かれ、なにやら説明を。
どうやらここ(下から2枚目の写真の右奥、塀の向こう側)は、半分くらい日本からの援助で作られた学校のようで、まだこれから、建て替えか新設かわかりませんでしたが、第二期、第三期のように予定されているようです。
要するに邪推すると、今回の件で日本が本案件から手を引かないように、つなぎとめる意味合いも有ったのではないか、と。
まぁそんなこともありながら、兎にも角にもこの西アフリカの国、マリに於いても、今回の日本の大震災(地震・津波・原発事故)はショッキングなニュースとして多くの耳目を集めています。
こうして地球の裏側といえるくらい日本から遠い国ではありますが、多くの市民が、私の同僚が、在マリ日本人が、日本の復興を祈っています。
Pray For Japan!
今、世界が日本のために。
がんばろう、日本
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