私の住むマリの首都バマコの中心部に一本の大通りがあります。
この道路がこの戦いの主戦場です。
まずはその大通りの解説から。
4車線相当の直線で、大河ニジェールを渡る橋の袂から、バマコ駅まで続いています。
一年前、マリに来た当初はまだブロックはありませんでしたが、現在は中央に分離ブロックが置かれ、
2車線相当ずつのレーンが二本、ズドン!と通っています。
その長さは約1.2キロ。まるで青山通りのような存在感です。
こちらが市街地の地図です。
より大きな地図で バマコの家と学校 を表示
中央の青紫の線が件の大通り。
左側に見える黄色い家が私の家。
右上の緑の家が、配属先の職業訓練校です。
私は毎朝この大通りまでソトラマ(乗り合いバス)に乗り、通りのど真ん中で乗換えを行い、学校まで出勤していました。
(後述のようにこの戦いの進展に伴い、通勤経路・バスの乗り換え場所も変わってしまいましたが)
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日本に暮らしていると四季というものがあり、それが当たり前です。
海外旅行が身近になった昨今、国や地域によってはもちろん四季がないということはみんな理解しています。
ところが。
こうして四季のない国に暮らして約一年。そのことの意味について色々と思います。
旅行では感じられなかった、一年間、という単位を通してみた季節感。
今回はマリの気候、天気や気温などについて考えてみたいと思います。
日本の方のために、このマリの気温が分かる天気予報をブログの右のほうにつけてみています。
時々マリは今どんな気候かをみていただけると、この国を理解する一助になるかもと思っています。
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マリはどんな音か、というと、、、
一言で言えば、『 喧 騒 』
そうウルサイのです。
特に音に関しては、物音を立てない、無駄に騒がない、など日本人的な美徳が強く反映されている部分だと感じました。
この国に来てからは。
実は最近、体調を崩して学校を休んでいたこともあり、昼間にずっと寝ていました。
そのせいもあって、比較的夜遅くや朝早く、といった時間に目が覚め、久しぶりの感覚に襲われたのです。
そう、この国に来てすぐ、3週間の現地語学訓練で電気も水道もない村にホームステイをしていたときの感覚でした。
小鳥のさえずり、鶏や野犬の鳴き声など、静かな空間に響き渡る動物の声。
懐かしくなって、音について思いを巡らせてみました。
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バマコの町を歩いていて、一番最初にすぐに目に付くのが、ゴミの多さだ。
路上に無造作に投げ捨てられたゴミ。
生活をしていると、その問題は顕著だ。
ソトラマ(バスの一種)に乗ると、目の前で芋やらピーナツやらを食べる。
皮をむいて、そのまま車内か窓の外に投げ捨て、ひたすら食べる。
時々車外に捨てるときに、通行人に当たりそうになり、見ているこちらがヒヤリとする。
(口に入れたものもぺっと吐き出す。これは好きになれそうもない)
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