マリはどんな音か、というと、、、
一言で言えば、『 喧 騒 』
そうウルサイのです。
特に音に関しては、物音を立てない、無駄に騒がない、など日本人的な美徳が強く反映されている部分だと感じました。
この国に来てからは。
実は最近、体調を崩して学校を休んでいたこともあり、昼間にずっと寝ていました。
そのせいもあって、比較的夜遅くや朝早く、といった時間に目が覚め、久しぶりの感覚に襲われたのです。
そう、この国に来てすぐ、3週間の現地語学訓練で電気も水道もない村にホームステイをしていたときの感覚でした。
小鳥のさえずり、鶏や野犬の鳴き声など、静かな空間に響き渡る動物の声。
懐かしくなって、音について思いを巡らせてみました。
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本日昼頃、学校が停電してやることがなかった私の携帯に、調整員の方から電話がかかってきました。
(実はヒマ過ぎて、iPhoneでゲームをやって電気の復帰を待っていました、、、)
「今日、日本のためのセレモニーがあるんだけど、行く?」
もちろん参加します。
聞くと参加予定の日本人は大使館から2名のみ。
それは日本のためのセレモニーなのに、行かないわけには行きませんし、そもそも、こちらでは特別なことがない限り、人から誘われたことには極力参加しています。
だから当然、二つ返事。
それはある地域が開催してくれる、ということのようで、(国を挙げてのような)公式なモノではありません。
が、予定としては、大統領夫人がスピーチをされる(かもしれない)となっておりました。
(ここは見栄っ張りのマリ人、当然割り引いて読み解く必要があります^^;)
しかしながらマリと日本の精神的な距離が遠く、世界中から日本に向けた震災支援の名乗りを上げた国の中に、我らがマリがなかったこと、残念に思っていたので素直に喜びました。
ありがたい事です。
※後に大統領がポケットマネーから義捐金(義援金とも書くが、こちらは当て字だそうです)を出してくれていた事がわかりました。
なにはともあれ、協力隊首都チームで参加させていただきました。
日本とマリの協力を謳う横断幕が
何枚も掲げられていました。
布だって安くはないだろうに
準備中でこの人数、
開始時には3倍くらいに増えました
軍隊が演奏をしてくれました
やはり皆、個人プレイ^^;
きちんと国旗まで用意されていました
我らが日本代表です
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近いんです!!
車とヒトとの距離が。
というよりも、車の車間距離というか、車と車の間隔も、車とバイクであっても、とーっても近いんです。
本当に、5ー10cm(むしろぶつかってる)という超至近距離に存在します。路上にいる二者が。
ソトラマ(前述)からよくはみ出している、車掌のお兄さん(プロンディケと呼ばれる)はソトラマが走り出してから、車に飛び乗ります。
そしてソトラマは市場の非常に狭く、密集した場所に停まるのでソトラマ同士のすれ違いは、本当にスレスレなんです。
すれ違いながら、プロンディケはうまく避けて飛び乗ります。
(一瞬の判断ミスで、ミンチになることは間違いありません(-_-;))
バイクもたくさん走っていますが、こちら、免許も車検も(本当はあるかも知れませんが、)そんなもの存在しないように、縦横無尽に走り回り、道なき道を乗り越えていきます。故障したものもボロボロなまま走り続けます。
当然歩道でも通ります。やっぱり、近いんです。バイクとヒトとの距離が。
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昨日のことです。
NHK BS-1 地球アゴラ(日本時間4/10 22:00-22:49)という番組に、マリ人と結婚してマリに住んでいる方(山口由香さん)が出演されました。
番組の大まかな趣旨は、毎回テーマに沿って世界の各国を紹介する。しかもその各国に住むヒトをskypeで生中継し、生の声を放送する、というTVとしては新しい試みのモノ。試みも新しければ、番組の構成や内容も新しく、「あれ?NHKってこんなにフランクな局だったっけ?」と思えるようなVTRまで作られていたりして。
で、今回のテーマはずばり、『あなたの国の“イイ男”』
新しいですね。とてもNHKとは考えられない切り口。この切り口でその国を、文化を見てみようということで、若いヒトにも非常にわかり易いテーマで、実は結構奥深く文化的な背景まで紹介できちゃう切り口だと思います。
で、この番組に私がどう関係しているのか、と申しますと、、、すでに私のブログを継続的に見てくれている方は気づいていると思いますが、このブログをみて、番組プロデューサーが連絡をくれたのです。
そこからこのマリでのイイ男の条件のリサーチをお手伝いさせていただき、我らが青年海外協力隊のマリ隊みんなでリサーチをして、情報提供を行いました。
マリでのイイ男の条件とは、、、
番組、面白かったです。すでに放送が終わってしまっていますが、内容はここには書きません。
もし興味がある方は個人的に連絡をください。番組の録画をお見せできるかもしれません。
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あの悪夢のような大震災からちょうどひと月。
やっと私の中の時間が、動き出しました。
青年海外協力隊として日本から遥か遠く、西アフリカという土地にいながらにして、情報だけほぼリアルタイムでネットから集まってくる。
続く地震、津波、そして原発。
復興に動き始めた被災地に襲いかかる余震、私の実家もある首都圏の停電などによる混乱と、続々と公開される被災地の状況や当時の話し。
溢れかえる情報に、何時まで経っても、ただオロオロするばかり。
そんな中、私の日本にいるいろいろな仲間たちが、それぞれに考え、それぞれの行動を起こしているという現状。
ずっと心苦しく、自身の無力に苛まれていました。
もちろんその間もこちらでの活動は続き、いろいろと報告をしたい、ブログに書きたい出来事もありながら、ずっとずっと足を踏み出せないでおりました。
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